不死身の男

俺は死んだことがない

神父に銃で撃たれても

妊婦にナイフで刺されても

娼婦にヒールで蹴られても

だがむかし一度だけ心臓が

止まったことがあった

あれは暑い夏の日だった

俺はビーチで日光浴をしていた

狂ったように尻のでかい女がいた

女は俺の顔に尻を乗せてきた

俺は呼吸ができなかった

俺の心臓は止まった

俺は幸福だった