「ディストピアの禍の新・幸福論」を読んだ


前野先生の本は実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス (PHP新書)を読んで好きになり

他に10冊くらいは読んだ

本書は前野先生の新作でいつもなら明るくて軽いイメージなんだけど

本作は終始、重くて暗く真面目な感じで読むのがしんどかった

コロナとかあって改めて人生について考えすぎちゃったのかなって印象

 

まずは宇宙のでかさの話をして我々人間の一生なんて宇宙から見たらほんの一瞬だからそんなに小さいことを悩むのはやめよって話からはじまる

その後、コロナの話とか資本主義は限界を迎えたのか?みたいな話とか原発の話とか自殺は悪かとか?人類愛とかの話

この辺は一個人が議論したところで正解はなく何も変えることができないので何も考えない方がいいと思う

自分でどうにもできないことについて考えるのは不安を強めるだけで意味がないどころかネガティブな思考になるので悪影響だと思う

 

何かに悩んでいるときはニーバーの祈りを思い出したほうがいい

「神よ変えることのできないものを受け入れる冷静さを与えたまえ。
変えることのできるものを変える勇気を与えたまえ。
そしてその二つを見極める賢さを与えたまえ。」

 

変えられることについて考えるのは意味があるが

変えられないことについて考えて不安を強めて落ち込むのはマジで無意味

余計なことを考えて不安になって落ち込むくらいなら

エロ動画見て興奮してる方がまだマシw

 

著者は今まで心をネガティブとかポジティブとかで判断していたけど

本書では「心はない、心はすべて、幻想である」という結論をだした

 

理由としては人間には自由意志がない論の影響みたい

人間は自分で手を動かそうと思って自分の意志で動いていると思いきや

脳をしらべたらそれよりも前に脳が先に信号を動かしていることがわかり

人間は脳に動かされているので人間に自由意志はないという主張

だから心の動きも脳が勝手にやってるから心は幻想という話
生を実感する喜びも死を想う不安もすべて幻だという

 

おそらくだが著者は仏教の空みたいな考えになったんだと思う

空は説明がかなり難しくて正しく理解すれば心が軽くなり落ち着くことができるが
間違って理解してしまうと虚無に陥ってしまう

 

簡単に言うと著者が言いたいことはすべては幻なんだから
不安も死も恐れることはないよっていいたいんだと思う

 

そして後半でようやく幸福になるためにはどうしたらいいのかの話が来る
正直読むのはここだけでいいと思う


著者が長年研究した幸福についてのまとめ

  • 人と自分を比べ過ぎない人は幸せである
  • 自分軸を持っている人は幸せである
  • 自主的で主体的な人は幸せである
  • 自己決定する人は幸せである
  • なにかを成し遂げた人は幸せである
  • なにかを成し遂げるために努力している人は幸せである
  • 目的が明確な人は幸せである
  • 成長する人は幸せである
  • 自己肯定感の高い人は幸せである
  • 自己受容できている人は幸せである
  • 楽観的な人は幸せである
  • 満喫する人は幸せである
  • 視野の広い人は幸せである
  • ポジティブな人は幸せである
  • リスクをとってチャレンジする人は幸せである
  • 多様なつながりのある人は幸せである
  • 強いつながりや弱いつながりがある人は幸せである
  • 利他的で親切な人は幸せである
  • 他人のために貢献する人は幸せである
  • 感謝する人は幸せである
  • 何かに没頭する人は幸せである
  • マインドフルネスは幸福度を高める

本書は精神世界に深く入りすぎた本なので初めて読む人は

実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス (PHP新書)

のほうがシンプルで簡潔で明るいのでおすすめ

 

あと精神世界と幸福について知りたいなら

無(最高の状態)がおすすめ